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ワインの選び方 

ワインと料理

ワインを飲みたいと思った時、選び方はいくつかあります。1つは自分の好きな銘柄やブドウ品種からダイレクトにワインを選ぶ方法。もう1つは食べたい料理から、それに合わせてワインを選ぶ方法。そしてもう1つがバーベキューやデートなどメンバーやシチュエーションから、それに合わせてワインを選ぶ方法です。要するに、『ブドウ品種や銘柄』『料理』『人や場所』が選ぶポイントになります。ブドウ品種については別の項目で説明しておりますので、こちらでは料理やシチュエーション別の選び方について説明してあります。

ワインの選び方 ブドウ品種

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料理別ワインの合わせ方

ワインだからフレンチやイタリアンとか、肉料理だから赤ワイン、魚料理だから白ワインという決まりはありません。調理法や味覚成分の傾向でこれらが合いやすい事は確かにあります。ただ、それだけではありませんので法則さえわかれば、もっと自由に楽しめます。

合わせ方のポイントは、『酸味』と『渋み』と『香り』です。この3つの傾向によって相性が決まります。これはどのお酒にも言える事です。特にワインを構成する要素では、酸味が特徴的なので重要になります。赤ワイン、白ワインどちらにも酸味はありますが、バランスによってそれぞれに合う料理も異なります。

食物の酸味にはいくつかあり、大きく分けると植物由来の柑橘類のクエン酸系や、お酢の酢酸発酵の酸味、ヨーグルトやチーズ、漬物の乳酸発酵からくる酸味、肉の赤身や青魚が持つ鉄分を含んだ動物性の酸味などです。

白ワインの酸は柑橘系の果物やお酢の酸に近いので、魚料理と合わせると、魚にレモンやお酢をかけて食べるのと同じ原理で、魚の生臭さを消す効果があります。よく魚料理に合わせるのはその効果を期待したものです。赤ワインにはタンニンという渋み成分が多く含まれていますが、酸味もあります。この酸味が肉料理の鉄っぽい酸味と調和し、タンニンにはこってりした肉の中和させる効果があります。マスタードや西洋ワサビ(ホースラディッシュ)を付けて脂を中和させるのと同じ原理ですね。肉料理に赤ワインを合わせるのはその様な理由です。この法則から魚料理のカツオのたたきやマグロのタルタルやソテーにも軽めの赤ワインを合わせる事ができます。青魚の身や血合いの鉄っぽさや酸味と、赤ワインの渋みや酸味が合います。ワインの重さのチョイスは、赤身の肉や魚の脂と鉄分の量に比例させます。脂や鉄分たっぷりなサーロインステーキにはしっかりとした重めの赤ワインが合います。また、「鳥のささみ」や「豚のヒレ」でしたら脂も鉄分も少ないけど酸味はあるので、渋みが軽めの赤ワインが合います。ボジョレーや軽めのブルゴーニュが合います。食材やソースの色味とワインの色味を参考に合わせるのも1つの方法です。

 

ワインとシチュエーション

 

シチュエーション

場所や人数

テイスティングでしたら、1本のワインを10人以上でシェアしても構いませんが、もし、せっかくのヴィンテージワインを開けるのでしたら、3~4人までが良いでしょう。それは、ワインは抜栓してから時間の経過によって味や香りも変化するからです。何十年も寝かせたワインは空気に触れて香りや味が徐々に開いていきますので、その変化を楽しむのもワインの醍醐味の1つでもあります。

大勢でワイワイと飲むのであれば、寝かせなくてもすぐに美味しく飲めるオーストラリア、カリフォルニア、南アフリカ、チリ、アルゼンチンのお手頃なワインがおススメです。気候やワイナリーの設備が安定している為、千円台のワインでもコストパフォーマンスが良い物が沢山あります。お手頃赤ワインで個人的におススメなのが、南アフリカのカベルネソーヴィニヨンです。ワインが苦手な人の理由のほとんどが、酸味だと思いますが、比較的酸味より渋みが勝っている物が多く、コーヒーは酸味より渋み派でエスプレッソも好きという人や、スタバのブレンドよりタリーズが好きな人なんかにおススメです。

発泡性のワインもパーティーやバーベキューにはぴったりです。スペイン産のカヴァや、イタリア産のスプマンテは製造方法にも基準があり、千円台の手頃な値段でも十分美味しいワインもあります。食前酒でしたら、白ワインを炭酸で割ってレモンを絞ったスプリッツアーというカクテルも、さっぱりしているので夏におススメのアレンジです。赤ワインの渋みと酸味が苦手という方は発泡性のワインに氷を入れてカクテル代わりに気軽に楽しんでみて下さい。
 
 

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